横八会員投稿 No.363

題名   編集者宛、メール「閑話休題」の掲載
送付元  伊藤 博 (7組)
掲載   2009.07.11 

お断り:今回の掲載は投稿ではなく、宛先は編集者近藤宛ての個人メールとなっておりますが
     内容が個人として留めるのは勿体ないため、伊藤君の許しを得て投稿欄に掲載させて
     頂きました。

近藤兄

毎回貴兄の寄稿を楽しみに拝見しています。

中でも、「暮らしの手帖」や「コンシューマー・レポート」(USA)より遙かに優る商品評価(含むソフトや遣い方)や
選び方のコツ)のご案内は多くの人の参考になるところでしょう。

自らの体験に基づく貴重なアドバイスは現実的であり、誠に有り難く感謝しています。

閑話休題。

元富士山頂のレーダードームとその設備一式は、現在、富士河口湖町の浅間神社の近くに移設し展示されています。
道路から良く見えますのですぐ判ります。

気象衛星のみでは雲の位置は正確に見ることが出来ますが、厚みや他を正解に判断し難しいようで、やはり地上
レーダーで補完して予測していると聴いています。

さて、黒四の投資効果は短期的に診ると判断を誤るかもしれません。

原子力発電所は約5000億円程度で出来ますが、ライフはたかだか約30年〜40年です。ウランの発掘設備と
その稼働費用や物流(これらは温暖化ガスを大量に発生するが無視)費用、プルサーマルの再処理費用、そして何よりも
廃棄物の処理費用と廃棄場所の問題、稼働の安全性を確保するための費用等々を考慮して総合的な原価を計算すると、
遙かに割高になります。(その事実は隠蔽されています)

その点で、水力の典型であ黒四は温暖化ガス排出はゼロ。ダムのライフは極めて長い。私の会社は水力自家発電所を
国内に拾数ケ所有し、全て償却済みですので電力コストが日本一安価でした。

大戦中に国策で出来た「日本発送電」に供出した我が社の九州最大の大淀川発電所は、現在は九州電力のものとなって
しまいましたが健在です。また、戦前から台湾、ベトナム等に海外進出をしていましたので、それに伴い水力発電所を建設しました。
敗戦で現地のものとなっしまいましたが、今もって健在で大きく貢献しています。

以上に見るとおり、ダムは発電のみならず、潅漑や砂防、飲料水確保等々の多目的な用途に長期間で貢献するものであり、
その評価は単純計算では難しいものです。
観光事業はその副次的な一つで、中規模なダム湖では何処でも多く観られるところです。

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