横八会員投稿 No.235


表題 親父大工
投稿 近藤礼三 (6組)
掲載 2008.03.06


昔は日曜大工と言いましたが、毎日が日曜日となると何と言うのでしょうか?
一応「親父大工」との表題をつけました。
我家は築後33年、御近所は最近立替が多くなりましたが、我家は生涯現役と頑張ってみても
私の体と同様に所々に綻びが目立ちます。
中でも気になるのは一階の雨戸の出し入れで、雨戸の溝が削れて、朝夕の出し入れに無駄な力を必要とします。
数年前の改築の折に溝に市販の杉皮の滑り板を貼りましたが、最近ではこれもすっかり消滅し朝夕の開け閉めは
ガタガタと一作業です。

私は時に近くの建材屋で様々な建材や部品をのんびりと興味津々に眺める趣味ががあります。
先日、近くの大型建材店の棚に、我が磨り減った雨戸の溝に嵌め込むのに適当なアルミ板(巾20mm×厚さ2mm×長さ3m、
単価¥460)を見付け、良しこれを使えば雨戸のトラブルは全て解消、我が素人大工の実力でも何とかなるぞ、
そして今やらないとこれからは気力と体力の衰えでチャンスを失くすぞと、そこで一汗流すことを決めました。

早速家に戻り、雨戸の溝巾を計ると18mm、しかしアルミ板の巾は20mmです。
余分の2mmは手持ちの電動グラインダーでカット出来るであろう、と先ずは食堂間の雨戸の2.7m分をテストにと、
構想を固め、アルミ板3枚、両面テープ、接着剤を購入し早速以下の作業に入りました。

以下この手順を書きましょう。

1.溝の清掃と均し
  1.1 先ずは溝に貼り付いている杉板の残片、埃等を清掃します。
     手の届かない溝の戸袋部分は、棒で擦り屑や埃は掃除機で吸い取り接着に備えます。
  1.2 アルミ板を溝に敷き雨戸を走らせ、雨戸がつかえる部分は特殊な鉋(*註1)で削ります。
      (*註1)
     この特殊な鉋というのが溝削り専用のプロ用の鉋で、数年前に購入、その後出番が無く
     数年間眠っていたのが今回役に立ちました。

2.アルミ板の寸法合せ
  素人が十分な工具も無いのに巾20mmのアルミ板の余分を素人が2mmカットするのは大仕事です。
  電動グラインダーを使用、手を大怪我しかねないこの危険な作業をなんとか済ませました。

3.アルミ板の引き並べと接着
  戸袋部分は両面テープ、それ以外は接着がより確実な接着材を使用しアルミ板を接着。
  アルミ板の浮きがある部分はドリルで小穴をあけ、極細のネジ釘で固定し翌日接着材の硬化を確認後
  抜き取って穴埋め、全工程を完了しました。

結果は良好、しかし2項のアルミ板の余分2mmのカットは危険かつ面倒のため、もう御免かなと諦めていたところ
別の建材屋にて巾15mm×厚さ2mm×長さ3m 単価¥600を発見、巾は少ないくせに単価は高いが
カットの手間を考えりゃ、良しやと、残る応接間4.5m、日本間3.6mの材料を購入し再挑戦しました。
今度は2項の手間が無い分、ずーと楽でした。

材料代の合計は約5千円、2日間の投資で雨戸はスイスイ、奥方より久しくお褒めの言葉を授かりました。

我が家の後に建てられた一戸建ての雨戸は枠と一体型が多く、我が家のように雨戸の溝が削られ
ガタピシというケースは少ないとは思いますが、我が家と同型でお悩みの方のご参考までにと書きました。

これにて味をしめ、意欲の衰えないうちに、次はすっかり腐ってしまった濡れ縁(張り出し42cm×長さ2.5m)の
取替に挑戦するつもりですが、こちらは材料費の見込みは約1万円、作業は3日、プロに頼めば5万円以上
の大仕事です。

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       写真は今回リホーム完了の雨戸の溝と次回の仕事予定の濡れ縁です。