伊藤 博の投稿 No.44

題名:ウの目タカの目
    懐かしの木炭バス
掲載:2012.02.01

ウノ目タカの目                                                                                                  

                  懐かしの木炭バス

添付の写真(1月30日付産経新聞)は、戦中から戦後の一時期にかけてよく見かけたが、
今はすっかり記憶の彼方に消え去っていた「木炭バス」。
後ろにガス発生装置の大きなタンクをつけて、白い煙を吐いてゆっくりと走っていた姿が懐かしい。
枯渇する化石燃料の代替として、新しい視点から復活が検討されているのである。

燃料は薪。間伐材を利用できるとはいっても、単に燃やしてしまうのでは自然資源の有効利用とは言えまい。
それ以外に森林の伐採が進めば、焼畑と同様に自然破壊のハゲ山化に拍車をかけることになる。

もし今の短期間だけならば、大災害の瓦礫の中にある大量の木材を処理する一案にはなろうが、
人口減少が進む折から、廃棄物中に混在する木材を選別して洗浄する労働力に見合うコストの問題や、
煙がまき散らす放射性物質に
敏感な住民の反発が予想されて、車の燃料に必要な薪の供給量には限度があろう。

そこで、Whikipediaを紐解くと木炭車の歴史は古く、ダイムラー、フォード、サーブでも開発されていた
経緯があり、「アメリカでは1989年より連邦緊急事態管理庁(FEMA)が、将来的に石油が枯渇した場合や
破局的な戦争や災害が発生した場合に備えて、現代の技術でより高度な出力を出す為の新型木炭ガス
発生装置を研究している」とある。

北朝鮮では、化石燃料不足の現況下で木炭バスおよび木炭自動車がいまだに現役で、六十数年前に
タイムスリップした思いがする。

現状はハイブリッドや電気自動車が脚光をあびているが、もし木炭自動車が将来の水素自動車に大きく変身する
予兆となるならば期待は膨らむ。


    海外の木炭自動車
   
      第二次世界大戦末期のドイツ第三帝国で制作されたAdler Diplomat
      改造の木炭車 
       

      フオード製トラクターに木炭ガス発生装置を取り付けた事例
         


      フインランドにおけるサーブ99にトラーラー式木炭ガス発生装置を
      取り付けた事例
       

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