<を恐れたプリンターの製造メーカーがいちゃもんを付け、充填インクの販売はプリンターメーカー
   の所有する特許に対する不法行為であると訴え、裁判で争われた結果はメーカーの一方勝ち。
   そのため、一時期補充インクがメーカーの圧力に屈し店頭から姿を消した時期がありました。
   しかし、お神の判断は世の求めとズレがあるのか、最近は家電量販店の力はメーカーを越えたのか、
   違法との判決を受けた補充インクが、堂々と正規のインクカートリッジの横に並び販売されています。
   また充填インクの品質自体も出始めの頃よりも確実に進歩し、世に暗黙裡に認知されるに至ったようです。
   
   私はこの種の補充インキの使用歴3年以上、最近の結論は補充インクの使用は問題なしとの自己判断で、
   出費が毎回新品の純正カートリッジを買うよりも約4分の1程度の出費で済む充填インクの常用者でもあります。
   但し、始めての方が使いこなすまでにはちょっぴりコツを要すので、本文に目を通した後で、充填インクの
   使用に踏み切るか否かご判断をして下さい。

   1.1 購入に当り要注意点
      * プリンターの説明書に記されたプリンターの型番又はインクの型番と必ず同一のものを購入すること。 
      * 最近100円ショップでも売っていますが、さすがに私も100円ショップのインクは今のところ敬遠しています。
        理由は購入したインクがもし粗悪品の場合、そのカートリッジはもう使えなくなり、場合によりプリンター
        本体にも粗悪インクの色が沁みこみ、粗悪アンクを完全に使い切るまではカラー写真のプリントの出来
        栄えの期待が持てなくなる場合があるからです。
        そのため、充填インクの購入は、今のところは家電量販店での購入をお勧めします。

2. インク充填の勘どころ
      購入した補充インクの箱の中の説明書に詳しく書いてあり、必要な小道具も入っておりその通りに行えば、
      器用な方なら容易に出来ます。
      但し私の経験から、この説明書には書いていないコツを加えればより確実なので、そのコツを以下に
      説明したいと思います。
   
   2.1 カートリッジからプリンターへのインクの流れは重力により点滴されるようです。  
      従ってカートリッジにインクを充填、そしてプリンターにセットしますが、その後カートリッジのインク充填後の栓の
      隙間から空気が漏れると、点滴量とスピードが不安定になり、場合によりインク受けの部分からインクが溢れ、
      プリンター内部を汚染することがあります。
      そのためにはカートリッジへインク充填が終わってから、栓の隙間から空気が漏れないようにすることが
      最重要事項で、これだけがコツと言えましょう。

      箱の中には栓の隙間から空気が漏れないように、栓の上に貼るシートが入っていますがこれでは
      甘すぎます。
      私は栓の上にセロテープをピタリと貼り、空気漏れを出来るだけ防いでいます。 
      これだけが私のノーハウです。

3. 手の汚れは避けられません。
      充填インクの箱の中には手が汚れないように薄手のビニールの手袋が入っています。
      恐らくそれだけ手が汚れることが避けられないのでしょう。
      私は最初はこの手袋を両手に填めますが、途中からは右手の手袋がまどろっこしくてどうしても
      素手で対処、必然的に右手はインクで多少は汚染することは覚悟して下さい。
      そして作業終了後、なるべく早い時点に、石鹸、洗剤、ブラシで手を丁寧に洗いますが、十分には色が
      落ちずに1〜2日は残ります。
      しかし3日も経てば色は殆ど消えてしまうので、ご心配は無用です。
    
4. その他の知恵
   4.1 充填インクのボトルからカートリッジへインクを注入する場合、時に注入穴が小さいのか、表面張力の抵抗の
      ためか、インク液が穴にうまく入らない場合があります。
      その時は、爪楊枝か鉛筆の先で穴のまわりを拡げる等の工夫をしています。
      それでもうまく液が場合もあるので、その時はスポイトを使ったら解決するのではないかと思い、
      スポイトを用意してます。

   4.2 さて、カートリッジは何回使えるのであろうか。
      これまでの経験では普通は4〜5回、最高6回程度です。
      カートリッジにより違いはありますが、数回使っているうちに、カートリッジ内部のスポンジが弾力を失い、
      吸収能力が落ち、また下面からインクが漏れプリンターを汚染するようになって来たらカートリッジの寿命と
      悟り、新品の純正カートリッジを購入し交換して下さい。

5. 要注意、プリンター商法にイチャモン、その他

   5.1 プリンターのメーカーはプリンターの本体は販売競争上安値で売り、インクで取り戻そうという商法は見え
      見えです。そのため、ユーザーがメーカー販売の純正品を敬遠、格安の充填インクを広く使われることは
      大きな脅威なのです。
      プリンターには充填インクをユーザーが勝手に使用した場合はプリンターに履歴が記録され、もし故障が
      生じた場合、メーカーの修理は保証外との表示を明確にしているので、こに条項を頭に入れておいて
      下さい。

   5.2 私は用紙を無駄にしないためかなり小さくなった用紙まで使うので、時に詰まらせてしまいます。
      詰まった用紙を取り除く時など相当手荒く扱いますが、プリンターはめったに故障しません。
      しかし、通常使用3〜4年を経過すると、本体内臓の排出インク貯蔵タンク(スポンジ)が満杯になり、
      故障でもないのに修理預けが必要となりますが、タンクの交換は有料で値段も安くありません。
      しかし、その頃は性能アップの新製品がそれほど高くは無い値段で買えるので、修理を諦め替え
      買いの時期かなとソロバン勘定も必要です。  

   5.3 一般使用者向けパソコン・プリンターの純正インクカートリッジの値段がべらぼうに高く、ユーザーが望む安価
      なインク補充は違法だとする商法はいつまで世の中に通用するのでしょうか。
      現在発売されている全てのプリンターが同じシステムであり、これぞプリンターメーカーの談合でしょう。
      私はユーザーを欺くこのような悪徳商法がいつまでも続く筈はない。
      プリンターのインクをユーザーが簡単に補充出来るような構造に代えることは技術的には全く問題ない
      筈です。
      近い将来、この種のプリンターが常識になることを願っています。

以上、友人がパソコンのプリンターの補充インクを使おうかな、という相談を受けた機会に我が経験を書いて
見ました。
ご参考になれば幸いです。

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