丑寅エイト 第83回
日 2008.01.24
講師 金塚彰夫 (3組)
演題 ベース歴史ツアーのボランチアガイドに参加して
米軍横須賀基地内の一般公開のツアーは年に数回催されています。
金塚君は1999年か2000年に行われた横須賀市のボランテアガイド応募し合格し、昨年70歳の年齢制限までは、
余暇に公開ツアーのガイドを勤めていました。
我々横八仲間は横須賀で育ちながらも、市内の一角に存在する基地の内部は知りません。
戦前は帝国海軍基地として厳格な機密下に置かれ、戦後は米海軍基地として、いわゆる「日本国内のアメリカ」として、
現在もOff Limitの厚い秘密のベールに隠されています。そして将来もその状態は続くでしょう。
彼はツアーのガイドとしての経験から、内部の紹介や米軍に纏わる様々な事柄を話してくれました。
1.基地内ツアーについて
このツアーの企画は、当初は横須賀市の観光協会が主催、その後国際交流協会に移管されたが資金難から再び
横須賀市の所管に戻り、現在年に数回、一般公募として行われており、その要点は次の通りです。
1.1 ツアーは、基地ゲートの指定場所に集合、所要時間は約5時間、特定のコースをガイドに従って巡回、買物や
停泊中の米軍艦船の見学、歴史的な記念史跡の見学等々とのことです。
1.2 参加者の顔ぶれは様々で興味の対象としては @軍艦の見学 A買物 B歴史資産の見学等により、
構成され、人気なのはTax Freeの買物で、軍艦マニアもいるとのことです
1.3 参加条件としては、写真付の証明書の提示(運転免許、パスポート等)が求められ、艦艇内の狭い場所や
急階段の昇降もコースには含まれているため、私用車椅子の方(用意された車椅子使用が条件)、70歳以上
の方はお断りとのことです。
1.4 写真撮影に関しては比較的おおらかですが、ゲート付近、ドックに入っている艦艇、迷彩服を着た兵隊、
潜水艦の撮影は禁止されています。
2. その他、米軍に纏わる下記の話をしてくれました。
2.1 アメリカ海軍の組織
2.2 横須賀基地をいわゆる母港としている米海軍艦船
2.3 アメリカ4軍の階級区分
上記の説明にてアメリカの組織や所属、階位は時の状況に対応し変動するなど、日本には見られない
柔軟性があることを知りました。
2.4 米軍子弟の教育制度
兵員やその家族の派遣や駐留に対応し、幼児から大学までの教育制度が整っているようです。
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以下講義の資料より抜粋
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