横八会員寄稿 NO.141

題目   歴史探訪 江戸東京博物館あれこれ
寄稿者  伊藤 博 (7組)
掲載   2006.09.15

 歴史探訪

          江戸東京博物館あれこれ

 江戸東京博物館(両国)は、今とても有意義な幾つかの企画で賑わっています。
 先ずは、次にご紹介する二つの特別展の同時開催を楽しめます。

1.始皇帝と彩色兵馬俑展

  実物の兵馬俑の迫力に圧倒されつつ、司馬遷の「史記」の世界に浸るのも良いものです。

    

2.美空ひばりと昭和のあゆみ展

  260点を超える懐かしいポスター、雑誌、レコードや衣装を覧ながら、我々と同年
   代に活きた天才歌手。2才にして小倉百人一首を全て暗記し、16才で磯子にひばり御
   殿を建てた、その生き様を懐かしみつつ、昭和史をプレイバックすることが出来ます。

                        


然し実は、本当に一覧をお勧めしたいのは、上記以外に同時開催されている
  次の二
つの催しなのです。

   その一つは、映像ホールで上映している、「東京大空襲と子供達」というドキュメンタ
   リー映画(25分)です。
   実写の記録を織り交ぜて、死傷者約四十万人、被災者合計三百数十万人に及ぶ首都の
   被災者の生き残りの語る生々しい証言には、涙を押さえることが出来ません。

  その4〜5人の証言者の中には、あの童謡歌手川田正子もいます。当時は全て生放送なので、
  NHKにほとんど泊まり込みで、戦地の将兵に贈る歌ばかりを歌っていました。

   終戦で、「みかんの花咲く丘」を歌ったときの、平和のやすらぎの感動の素晴らしさを
   語っています。

   その第二は、何とこの博物館内に、「風船爆弾」を精巧な大型のレプリカで再現した
  展示が加わりました。
  風船はもとより、気圧計と電池との連動でバラストを切り離して高度を調整し、爆弾を投下する
  精巧なメカニズムを目の当たりにすることができます。

   その製造の仕方と製作された場所、従事した人達。発射総数並びに米国以外も含めた着弾地と
  その詳細は、これまでの風船爆弾の断片的な知識を肉付けして総括する決定版です。
  一覧に値します。

  百聞は一見にしかず。歴史を風化させないためにも、博物館の存在は貴重だと思います。

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