令和元年同期会、宮城幸盛君への礼状

11月11日に行われた八期同期会に今回も沖縄在住の宮城幸盛君(2組)より
琉球銘泡盛「菊露」が届きました。
石川君が役員としての責任上、細やかなるお礼の品と彼の首里城に関する淡い想い出を
書き添えた以下の礼状が出されたことを報告します。
                                        近藤
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  2019年(令和1年)1116

宮城幸盛様

前略 この度は恒例の横八同期会に沖縄の銘酒とお便りをお届け戴き誠にありがとうございます。
銘酒は出席者一同で味わい、お便りは伊藤義郎会長が開会の挨拶の際読みあげました。
その文章の中で首里城炎上の件が、特に印象に残りました。昨年の10月下旬、沖縄県を訪問、
前半は県南部の石垣島、西表島などの先島諸島を巡り、
その後本島では県南部の戦跡と首里城に立ち寄りました。

 当日は時間的制約があり、終日島内を巡行するためタクシーを特別にチャーターしました。
門前の降車場で下車、坂を上がると重厚な『守禮之邦』(守礼門)が私を迎えてくれました。
しばらく立ち止まり遥か上を眺め、そして周囲を見回わしました。

一歩遅れて入場してきた白人の若い娘さんと眼と眼が合って、互いにニッコリ。
“Good morning!Where do you come from?”から始まって
つかの間のパートナーとなりました。
彼女はスペインのバルセロナから来たとのことでした。
日本のアニメ動画を勉強しており、同時に古い日本文化にも興味を持っていて、
今回で3度目の来日とのことです。沖縄の歴史もよく勉強しているのには驚きました。
あの「琉球処分」にも精通していて、平均的日本人よりも遥かに深く沖縄の苦難の道を
理解しているようでした。
小生のスペイン旅行記、特にバルセロナでの体験記を述べたら喜んでいました。

二人で並んで建物に入ると 回廊状の展示室には400年以上経過のされる手芸品、古文書、衣装などが陳列され、
解説が付けられていました。
沖縄戦の直前、この城は軍用施設として接収され、その際陳列されている展示品は密かに九州に疎開されたとのこと。
そのためこれらの展示品は戦禍をまぬがれていたのです。

つまり九死に一生を得た貴重品です。それが今回の火災で全焼しました。
建物本体は模写または設計図をもとに復元が可能だとしても、これら小さな展示品の現物復元はもう不可能です。
本当に残念なことです。
今回の火災からの修復につき日本政府の迅速な対応は取り敢えず評価するとしても、木材、塗料などの資材の調達、
伝統技術の再構築など金銭問題とは別に大きな課題が残されています。

門外漢としては詳しい事情は知りませんが、この事件は人災なのかと慄然とした思いです。
謹慎に聞こえるかも知れませんが私は短時間でも首里城を訪問、鑑賞できたことは幸運だと思っています。
この城は残り少ない私の生涯の心の支えと歴史認識の発揚に大きな影響を与えたと考えています。

城の復興に役立つなら、ささやかながら、貧者の一灯を投じたいと心の心に念じています。

最後になりましたが、御礼方々、貴兄のご多幸を祈念します。      敬具

 

🏣2520801 藤沢市長後14018  

石川 勝之助

0466433121

 

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