横八会員投稿 No. 770
題名:ご霊前にお別れ
送り主:原田雄二君(7組)
掲載:2019年10月10日
本投稿を掲載するに際し、原田君から以下の掲載のお断りを戴きました。
近藤さん
私が横八期会HPに投稿するのは、横高時代交友もなく、ゴルフ会でも私は酒を飲めない
ため、親密な仲にはなれず、不適当と思われます。
ご自宅に弔問したのは、元の会社の上司の治療と私自身の病気診断のお礼です。
貴兄には村田君の電話を教えてもらいましたので、個人的な弔問の結果報告として
受け取ってください。
しかし、私の気持ちとして、家族葬とは言え、村田君が同窓の誰にも知らされることなく
旅立ったのは、あまりにも寂しいです
在校中のクラスは違うとは言え、あるいは横八同窓の代表になるかも知れませんが、
霊前を訪ねお見送りたいとの原田君の暖かい気持ちを知り、弔問の手記を是非
寄せて欲しいと彼にお願いし、当文を頂きました。
私限りでは勿体ない。
横八Hpに掲載し皆さんにお伝えたいとの思いで、掲載の許しを頂き掲載させて頂きます。
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ご霊前に弔問
10/8(火)故村田弘顕君の自宅(船橋市)に行き、優子夫人にお悔やみを申し上げ、
祭壇の弘顕君に新道葬祭様式(2拝2拍手-拍手音を出さない-1拝)でお別れをしました。
村田君とは横高在学中はクラスが異なっていたため、交友はありませんでした。
横八期会ゴルフ会でプレーした時、彼の整形外科医院の近くに住む、元の会社の上司が腰痛で
悩んでいたことを話すと、村田君が30年前に治療し、上司の名前と病状を正確に記憶してい
たことに驚かされ、彼の地域医療に取り組む姿勢に敬意を感じさせられました。
私が脊椎管狭窄症の手術を受けるときにセカンドオピニオンとして適切な診断をしてくれ、術後
杖を頼りのヨタヨタ歩きですが、自立した生活ができるのも、彼のお陰と感謝しています。
3年前より村田君は間質性肺炎で苦しみながら、地域の人達の治療と健康管理に努力されいました。
昨年より病状悪化し、入退院を繰り返し、酸素ボンベを手放すことが出来なくなり、外出も控えて
いると今年の賀状に書かれていました。
お悔やみの時、優子夫人が昨年と今年に2回の股関節の手術を受け、村田君の看病が出来ず、申し訳
なかったと涙をこぼされましたが、村田君は自分のことより、優子夫人の病状を心配し、優子夫人の
心遣いや看病に感謝して、呼吸困難で話すことができないときは、メモ用紙に“ありがとう”と書いて
逝かれたと聞き、ジーンときました。
村田君の優しさ溢れる姿が目に浮かびます。 合掌
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