横八会員投稿 No.750

投稿:近藤礼三 (6組)
題名:今話題の「ジュハリ」の記憶
掲載:2018年12月28日


今ニッサン自動車元会長ゴーンが裏金16億円を渡した相手というサウジアラビア人のジュハリという大富豪、

半世紀近い大昔、私が握手したのは多分当人かその親父ではないかなと思い出しました。

私は19725月から2年余、サウジアラビアの西岸、サウジアラビア最大の都市ジェッダにセメントプラント

増強工事のため滞在していました。

当時、私はIHI入社13年後の35歳、橋専門の土木技術者から海外工事を手掛けるCivil Engineer転向し、

当時は未知の国の順応性だけが取り柄の若きエンジニアでした。

今から約世紀前、サウジアラビアの知識としては、近東最大の産油国で回教の戒律の厳しい砂漠の国、女人

禁制で酒が飲めない異端の国であるという他は、国情が殆ど分っていない地であり、
当時35歳の私は、

家内と子供2人を国内に残し単身で2年余を過ごしたのです。

この国の特有の諸話はさて置き、私が仕事をしたセメント工場のオーナーが当国でも指折りの富豪ジュハリでした。

ジュハリの一族は元々は砂漠の民ベトウイン出身、20世紀の初頭、かの有名なアラビアのローレンスと組み、

当時アラビア半島を支配していたイギリス、トルコの勢力を追い出したアラビア半島西岸の士族の英雄で、その功績により

その後、国内の電力、セメント業界等を支配
する大富豪になったのです。

私が滞在していた当時から
スイスに邸宅があり、一家は殆どスイスに滞在しサウジ国内の諸業務は秘書任せ、

現地ニッサン代理店もone of them、
とにかく当国でも桁違いの富豪のようでした。

 

御本尊のジュハリ氏は、工事中確か1,2回現場を視察に来ました。

当時の確か年齢は40歳ぐらいの記憶で、アラビア人とも思えない中柄な優しい男で、私は工事担当者として紹介され握手

なんて相手は軟らかい手をしているのだろうとの記憶を思い出しました。

私が握手をした相手は、今新聞に載っている話題の当人か、半世紀も経っているのであるいは息子かも知れない、

との我が若かりし頃の記憶を思い出しました。

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