横八会員投稿 No.482

題名:どこか(?)だな
投稿:伊藤 博(7組)
掲載:2011.04.15

ウノ目タカの目

            どこか変(?)だな

全国でスーパー銭湯が流行っています。
湯質の異なる色々な種類の大小の風呂にのんびりと浸かって休息と食事が出来てしかも安価。
中には、市街にありながら深井戸(1500m程度)から湧出する天然温泉をうたい文句に
しているところも増えています。温泉地に行きたいのだが一寸という大衆の心をがっちりと
掴んでいます。

拙宅の周辺に3ケ所も施設が出来ました。それぞれが集客に趣向を凝らして競争しています。
百聞は一見にしかず、その中の全国チェーン展開をしている一軒で体験してみました。

なるほど!。銭湯とクアハウス、ファミリーレストランと昔のヘルスセンターを合わせてたして
割ったよう、衛生管理もスイミングスポーツクラブなみ、広い無料駐車場も完備しているので
時間を気にする必要もありません。家族ずれには喜ばれる由縁でしょう。

さて、沢山ある大きな湯船の一つにゆったりと浸かってふと壁を見ると、入浴の注意書があります。
熱のある人はダメ、泥酔者はダメ、云々と11ヶ条ほどの中に、「妊娠した人はダメ」とあります。

この施設は温泉地によく見るように男湯と女湯が日ごとに相互に入れ替わるシステムではありません。
最近はニューハーフが増えているので、男も懐妊(?)する時代が到来したのかしら?。
そうだとすると、男湯に相応しく妊婦は「妊夫」、産婦人科は「産夫科」と書き代えた方が
よいのかしら?。

それに、それを貼ってある位置も問題です。脱衣所ではなくて、湯船に入ってからでしか読めない
ところに掲示してももはや手遅れではなかろうか?。

入浴注意書は規則だから一応掲示はするが、貼る場所と内容の不適切さに従業員ですらだれも気が付かない。
まして、客の中にも読む人はいない。全てが形式に流れて魂が入っていない一例でしょう。

「どこか変」なお話しはスーパー銭湯の掲示一つに止まらないようです。

至近の東電の福島原発の不幸な事故災害は、残念ながら最悪の事態となりました。根本的には
危機管理の意識不在に起因しているのは明白ですが、当事者はいうに及ばず関係者や監督官庁の
これまでの対応を総括すると、「どこかが変だな」が屋上屋を重ねた結果と見るのが妥当でしょう。

経団連会長は東電の国有化に反対する擁護論(4/11産経)を主張しています。その中で
「原発の国の基準が甘かった」との発言が斯界の物議をかもしています。多くの有識者から、
経済界を代表する者としての見識を疑うものとして強い異論が出ています。

企業は社会的責任を担う公器です。自分の身は自分で守る、全てのステークホルダーに一切迷惑を
かけないことは基本中の基本です。国の基準が甘ければ、自らそれを工夫と知恵で補う、
それこそが独立企業がゴーイング・コンサーとなる唯一の不文律でしょう。

不都合なことは全て官になすりつける。
良いことは全て自ら独り占めにする。日本の大企業を統括し経済界をリードする責任重大な
長の意識の底には、旧来の弊害である官民癒着、官依存の体臭がいまだ抜けきっていないことを
如実に示すものと目されています。補償で済ますような問題ではないでしょう。

「現場第一主義」は大原則ですが、本件発生の時点からこのような万一の事態に進展することを
予測できなければ専門家とは言えません。

(レッテルだけで)知識と経験と理解力の乏しい者が形式的に現場に臨んでも、見れども見えず、
寄って来たる本質を掴む感性もなく、今後の予測も出来ず、成り行き任せの人任せで今日の最悪の
レベル7に至ったことは誠に残念です。

 この災害の誘因が津波ではなくて、もし「テロ」であったら、1000年に一度などと悠長なことを
決して言ってはいられないでしょう。

全国の原発の危機管理体制は全く無防備で裸同様。そのアキレス腱がが明白になりました。

この場におよんでも、顕在化した原発を巡る「多角的な危機管理」の希薄さとその抜本的な
緊急対策についての警鐘が永田町からいまだ聞こえてこないのはなぜでしょう?。

平和ぼけして「どこか変だな」に気がつかないのでしょうか?。

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