横八会員投稿 No.458

投稿:伊藤 博 (7組) 関連
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受信:10月16日
ウノ目タカの目

            ノーベル賞の登竜門

今年はノーベル化学賞が日本人のダブル受賞に沸きましたが、実は「ノーベル賞の登竜門」とも
呼ばれる賞があるのはあまり知られていません。

慶應義塾医学振興基金による「慶應医学賞」は、過去14回、27人の受賞者のうち、なんと5人もの
ノーベル賞受賞者を輩出しています。

その15回目の授賞式と記念講演会が来る1129日(月)に開催されます。

慶應医学賞の詳細は下記の通りです。

       http://www.ms-fund.keio.ac.jp/prize/index-j.html

10
1日(金)に開催された慶應義塾・三田キャンパスの小泉信三記念講座にて、「ノーベル医学・
生理学賞に最も近い日本人」と言われる山中伸弥・京都大学教授を招き、「
iPS細胞研究の進展」
と題した講演には、一般の方や報道陣など多数の来場者が詰めかけ盛況でした。

(以上は慶應義塾メールマガジンNo.104からの抜粋・紹介です)

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10月13日 受信

ウノ目タカの目            

            尖閣諸島に関して
アジア近代史を研究されているM先生から、現在問題となっている尖閣諸島を「中国自身が日本領として
認めている多数の証拠資料」が下記の通りあることを学びました。

M先生はこれらをまとめてサイトに掲載し、広くマスコミ、学者等に海外に発信されたとのことです。
そこで、諸兄のご考察の参考までにご紹介します。

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[M先生より来信]

すでにご案内の通り、高花論文をご紹介したところ大きな反響がありました。いくつ
かの雑誌等に論文が掲載され、又地図が週刊誌に掲載され影響が広がりました。
海外に対しても少なからぬ影響を与えることが出来たと考えております。
その後さらに証拠資料が出てまいりました。合計5点、いずれも中国自身が尖閣の日本領有を認めた
証拠資料です。


1.
『世界地図集』(1960年。北京市地図出版社)
2.
『世界地図集 第一冊 東亜諸国』
 (1965年、台湾の「国防研究院」と「中国地学研究所」が共同で出版)
3.
中華民国長崎領事からの感謝状(1920年)
4.
1969年中国政府制作の機密扱いの尖閣諸島の地図
 (Washington Times 2010年9月15日号)
5.
人民日報、1953年1月8日号 [*伊藤の注:これは日本語版があるそうです]

                                     

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受信 10月4日

ウノ目タカの目  中国漁船の衝突事故を巡って(U)

  ー 外交史の泰斗・T先生からの掲題に関するMailにお応えして ー

これをタイムリーに寄稿(掲題のT)を発信したのは9月27日 でした。
その後の進展に伴って、考察の鮮度を保つためにも、前回の原文を出来るだけ活かしつつ少々の補足をいたしました。

 T先生への返信

 拝復 至近の中国の動向に関するご高説を拝読し大変参考になり、有り難うございました。
付きましては、お尋ねのありました門外漢である弊方の愚考は下記の通りです。

 我が国のみならず世界が日本の領海内と見なしている海域における、中国漁船の我が国海上保安庁巡視船へ
の衝突事件は、中国の国民には事実通りには伝わっていないようです。事実と逆の情報を流して国内の
反日感情に油を注ぐやり方は、これまでの彼の国の独特の伝統的な手法です。

 中国の抱えている致命的な問題点(至近に迫り来るバブルの崩壊、貧富の極端な格差の増大、地方の
貧困層拡大による不満の増大、汚職の蔓延、水不足、修正共産主義の矛盾と一党独裁の限界、衛星諸国の離反、
インターネットの普及による情報統制に開いた風穴等々)を、一時的に外交面に転換してガス抜きを計る
一策とも推察されます。

 我が国はこれまでの長い歴史を通じて得た中国の国民性をなんら学ぶことなく、あまりにも安易に経済進出し
過ぎたツケが廻って来ています。先方の都合により一方的に政策で瞬時にどうにでもなる体制の国に、
社運をかけた大型投資や最先端技術の移転、また、工業所有権の侵害を担保するものが何もないのに、
ただ無防備に進出した日本の短期的なカントリー・リスクの判断の甘さが、今後バッチリと裏目に出ることになりましょう。

 希土類(レアアース)の対日禁輸(その後若干の緩みが報道されていますが)、観光客の訪日ストップ、
進出企業での罷業の頻発等は全てマイナスを大きく被るのは日本の方でしょう。そこが先方の目の付け所で
そのバーゲニング・パワーを強化しつつあるのに、なんと逆に我が国が塩を送っている形です。性善説のお人良しで、
恫喝に容易に屈するようでは、古今東西の厳しい国際社会で生き残ることは難しいでしょう。

 我が国は経済も外交も目先本意で長期的なビジョンが何もなく、国の将来を計る本格的な研究機関もありません。

 今回の衝突漁船の船長も、政府は司法の「衝突を意図した証拠なし」との表向きの判断に基づき釈放しましたが、
この超法規的な解決こそが先方の思う壺で、この一事で先方の正当性を立証するものと吹聴して、全て今後の方向を
掌中に握られることになりましょう。

中国はかの船長一人の身柄を引き取るために、特別機をチャーターして迎るのも異例で、明らかに自国の国民を
意識したショーのように見受けれます。

 また、我が国の司法が刑法に準拠せず、今回のように短絡した行政判断をするのも如何なものでしょうか。
これは先例となり今後の大きな議論を呼ぶことになるでしょう。

 尖閣諸島も鳥島も北方領土も、全て我が国の外交の稚拙さを天下に曝しています。自分の物を自分で守れない
平和ぼけの典型です。

為政に人多くして人なし。政治家の矮小化です。有為な人材が育っていないのは先達の責任です。

 曾て、吉田首相は、「戦争に負けても、外交で勝つ」と公言し、戦後の復興の基礎を固めました。

 今の為政者はその生い立ちから診てもこの奥義を会得することは期待薄のように見受けられますので、我が国の
衰退は時間の問題でしょう。
この趨勢をくい止めるには残念ながらもう手遅れかもしれません。せいぜい出てくる拙案は次善策程度でしょうか。

 イデオロギーや社会体制の異なる諸国とも持続的な平和的共存は真に望むところです。

然し、その実現の難しさに目覚めるには遅すぎた秋でしょう。ここはじっくりと腰を据えて、先方の国内事情の
変化に期待する以外に手はないかもしれません。

 追記 

曾て経済発展が目覚ましかった日本人が近隣諸国から言われたように、「arrogant」と言う表現がピッタリの、
中国の自分本位の「尊大な態度」は衣の下から旧態依然たる中華思想が露われています。
有利な内はあくまで強く出るが、一度不利になると手の裏を返して揉み手ですり寄る、この「目先の現実主義」が
中国のこれまでの姿でした。

 毛沢東曰く、「治政は硝煙なき戦争であり、戦争は硝煙のある政治である」。
今の日本の為政者に、この言葉を真に理解出来る人がはたして居るのでしょうか。
「政治」という言葉を「外交」に置き換えて見れば良く判るはずです。

 また、国際法で決められた「公知の領海の解釈」についても、驚くほど線引きの認識が異なる点も基本的な問題点です。
もし、他国の領海内または公海上で漁船が操業していたのであったならば、我が国の巡視船は敢えて警告を発するような
行動はしなかったでしょう。

 (この辺りの事情は、VTRの早期公開で全貌が明らかになるでしょう)

海底地下資源の存在が明らかになった近年から、急に自国の領海の主張をし始めたその極端なごり押しが通るよう
では日本の立場のみならず、国際法も無視されています。

幸い米国が日米安保条約の適用の範囲内であると表明しましたので、中国も当面はこれを考慮してトーンダウンした
対日行動にならざるを得ないでしょう。

(近々、尖閣諸島侵害を想定した大型日米軍事共同演習が報道されていますので、中国が自制する力となるかもしれません)

 反面で、中国は最大の外貨保有国となりましたので対米発言力もそれなりに増してきています。
やがて米国に対しても「arrogant」になるのは時間の問題かもしれません。

但し、それは中国内に抱えている多くの矛盾や問題点が一気に綻びて、内部から大きな変革が起こらなければと
仮定した上のお話しですが・・・・・・・。


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