横八会員投稿 No.427

題名: その1.11日掲載:ウの目タカの目、倒れた「大銀杏」
     その2.12日掲載:同、203
     その3.13日掲載:同、田舎芝居

投稿:伊藤 博 (7組)


ウノ目タカの目

             倒れた「大銀杏」

本当に驚きました!。

10日早朝、なんと!あの鶴ヶ丘八幡宮の県の天然記念物「大銀杏」(幹回り6.8m、高さ約30m、
樹齢1000年)が、強風(最大瞬間風速12m)で雷鳴のような響きたてて根本から折れて倒れたというのです。

鎌倉幕府三代将軍・源実朝を暗殺した公暁の潜んだ「隠れ銀杏」と伝承され慣れ親しみ、境内に無くてはならない
シンボルとして景観の一部にとけ込んでいました。

宮司が「あり得ないことだ」と呆然とされる心境は痛いほど判ります。

この程度の強風や風雪には、これまでの1000年間に何度も耐えてきました。
地盤の弱さも今始まった話ではありません。

確かに、何かを予感させられるような出来事です。

目を他県に転じると、屋久杉、薄墨桜、等々各地に樹齢1000年を数える巨大古木があります。
万物流転、生きるもの何れは土に帰るのがの宿命と見れば、「銀杏」の寿命の限界であったのかとも考えれますが、
巨木の終焉は格別に何人にも強い心象を与える事だけは確かでしょう。

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3月12日到着分

歴史探訪

             203

「偶然の一致」とは人知の及ばざる何かを秘めた言葉である。

記念館「三笠」を見学する度に、いつも脳裏に浮かぶのはこの一事である。

現在NHK―TVで長編の「坂の上の雲」が放映中。後に日本海海戦で連合艦隊参謀となった若き日
の秋山真之中佐を交えてドラマが展開して行く。

バルチック艦隊との決戦を目前にして、世界中から情報を集め追跡していた同艦隊の消息が一時途絶え、
その通過する海峡は果たして対馬か、津軽か、宗谷かの重大な予測に海軍首脳が苦悩した空白の期間があった。

秋山参謀の立てた哨戒計画は、韓国の済州島と佐世保を結んだ線を一辺とする大きな正方形を想定し、
それを五番の目に小さく区劃し、それぞれに地点番号を振り、その一目一目に監視船を配置した網の目も
漏らさぬものであった。

明治38年(1905)5月26日、その中の一隻の監視船・仮装巡洋艦・信濃丸が五島列島沖にて、
午前4時50分「敵、第二艦隊(バルチック艦隊)見ゆ」の確認電信を発信した。その地点こそが、
哨戒の碁盤の目の地点画の「203」内であった。

その直前に陸軍が旅順攻防戦で勝利を得たのも「203高地」の奪還であったことを知る東郷連合艦隊
司令長官の脳裏には、この偶然の一致は勝利の前触れと写ったかもしれない。

「連合艦隊は直ちに出動之を撃滅せんとす。天気晴朗なれ共浪高し」

旗艦・三笠の檣頭に「Z旗」が翩翻と翻ったのは、その翌日の27日午後1時55分であった。

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3月13日(土)到着分

ウノ目タカの目

               田舎芝居

「知らにゃあ言って聴かせやしょう。
餓鬼の頃より職人気質、見よう見まねで造った車。
手当ケチって安くして、壊れにくいと評判で、売れには売れて建てた藏。

銭が溜まれば気持ちも緩み、でっかいことは良いことと四方に広げた店の数。
「上り坂」には「下り坂」、それに気づかぬ「まさか」に遇って、うろたえたのも後の祭り。
傷んだがたいを直そうと気ばんでみたが寄る年波で、湧かない知恵に流れる涙。
折しも無情な春嵐、蕾の桜に思案に暮れる、その名も高き日本車駄門」

「さて、そのお隣に控えしは、隣の犬を借りてきてここ掘れワンと堀ったれど、出てきたものは同じムジナ。
煮ても焼いても食えないものに腹はすけども高楊枝。その名も知れた
代車駄門」

「さて、その次ぎに控えしは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まばらな客席から鼾が聞こえる。
国産車のフアンである私は、耐えられず中途で小屋を出た。


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