横八会員投稿 No.424

題名:歴史探訪、要塞砲
投稿:伊藤 博 (7組)
掲載:2010.02.28

      歴史探訪       要塞砲

幼少時代に、旧軍の要塞であった観音崎の大きな円形の砲台跡で遊んだ想い出がある。

東京湾防備の要塞巨砲があった明治時代の遺構である。

日露戦争で旅順要塞の攻撃にあたり、当時の日本陸軍の15センチ砲では、ロシアの構築したコンクリート製の想像を絶する堅牢な
要塞を破壊するには刃が立たなかった。

そこで、参謀本部は当時全国の127ケ所の要塞にあった28センチ榴弾巨砲(砲弾の口径が28cm、重さ217kg、最大射程7,900m)に着目。
観音崎のものを含めて合計18門が戦地に送られたのである。

然しその威力をもってしても正面を墜とせず、目標を203高地に変えて巨砲攻撃に加えて壮絶な白兵戦を交えた多大な犠牲を払って
陥すことが出来たのである。

旅順港を見渡せる203高地を確保した後は巨砲砲撃の正確な着弾観測が可能になり、それにより旅順港内のロシア東洋艦隊を壊滅し、
その後の日本海海戦での勝因となった。

良く知られている記録映画で見るこの巨砲の発射風景は後方から写したものであるが、今回紐解いた書物(近現代史編纂会編・「日露戦争」、
日本文芸社)に、珍しく前面から全容を写した写真が掲載されていたので、添付して参考までに一覧に供したい。

今日旅順は観光地として解放され訪れることが出来るようになったが、この地の一連の攻防戦で、日本人兵1万数千の死傷者の血が流れた戦場で
あったことを実感でできる人は少なくなった。

        
        

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