横八会員投稿 No.422 ウの目タカの目、2題


題名:
ウノ目タカの目2題
投稿 ::伊藤 博 (7組)
掲載 :2010.02.20 

      その1    ウノ目タカの目
     名優を悼む 

藤田まことの急逝は誠に惜しまれる。

この茶の間の人気者でさえもTVから一時忘れられた時期があった。

最高の視聴率を誇った「てなもんや三度笠」の放映が終了して、「必殺」シリーズが始まるまで、
仕事が無くてキャバレー回りで糊口を凌いでいた4年間である。取り巻きは潮を引くように去り、
人生の浮沈の悲喜劇を味わった。

後に、「一時の人気にのぼせていた頭を冷やせという、運命の神様が与えてくれた試練」と述懐している。(
読売・編集手帳)

同様に、我らの若大将・加山雄三に一時不遇の時があった。
事業が倒産し、莫大な負債を負う羽目になったのである。
それまでチヤホヤしてきた取り巻きは嘘のように去り、最期まで付いてきたのは現在の奥様だけであったという。
二人で日本を逃げるようにして、海外で慎ましい生活をしたと「私の履歴書」で述べている。

両者に共通するものは、冬の不遇の時に大地にしっかりと根をはり、改めて初心に返り芸の基本を身につける好機とし
巡り来たる春に年輪に相応しい花を咲かせたことにある。

藤田まことの共演者は、「役作りに身を削るような集中力で自分を追い込む」姿に、余人に代え難い役者の心髄を
見る思いがすると語っている。

不遇な時期を持つ者は少なくないが、運命の女神がほほえむのは誰にでもという訳ではない。



その2

           ウノ目タカの目
  クイーン・メリー2

2月19日世界最大の英国の豪華客船クイーン・メリー2(排水量76,000トン・全長345m・海面からの高さ約62m
乗客・クルー合計約3,900名
)が横浜に入港した。昨年3月横浜開港150周年を記念の入港以来2度目の来航である。

然し、残念ながら横浜ベイブリッジ(海面から高さ約55m)の下を通過できないため、今回も客船を迎える表玄関の大桟橋ではなく、
貨物専用の大黒埠頭に着岸せざるを得なかった。見物客も少なく、足早に次の寄港地に向かった。



横浜ベイブリッジの開通は1980年。片やクイーン・メリー2は発注2002年、就航が2004年だから、 すでに
ベイブリッジが稼働運用後のことになる。


つまり、この世界周遊を目的とする豪華船の設計には、当初からその寄港先として日本の表玄関(横浜港・大桟橋)が
入っていなかったという事になる。

我が国の港湾・空港のインフラ整備は来るべき大型化の予測に甘く、その誤算はハブ化のみならず観光誘致にも響いていること
を象徴する事実である。

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