横八会員投稿 No.415

題名  ウノ目タカの目 史実と治世
投稿  伊藤 博 (7組)
掲載  2010.02.09

中国は古来より日本とは一衣帯水。
今後とも文化・経済の交流等を通じて益々友好関係を深めて行かねばならない大切な国であることは
言を待たない。

然し近年、我が国の史家の研究で、日中戦争における「南京事件」につき両国の史実の認識の食い違い
が明かになっているのは気がかりである。
大国の大きな心をもって、真実の追求が両国の友好関係を損なわないことを祈る次第である。

そこで、本件を両国の専門家による合同見直しが行われ、その成果が本年1月31日

「日中歴史共同研究の報告書」となって公表された。

それによると、残念ながら日中両国間の犠牲者数の主張の溝は深く相も変わらず平行線をたどっている。

我が国の専門家のスタンスは、従来説を足して二で割った妥協の産物のようで、その主張には新たな
史実を精査(?)した説得力と自信が乏しいようにも見うけられる。


もし、学問的に史的真実を精査し従来説を正そうとするのなら、両者の主張の検証の正否につき広く
第三者の他国からの判定・認証を得ることも必要かもしれない。それが日中の歴史を客観的に正確に
書き換える力になるかもしれない。


また逆に、もし政治的な解釈を通す場合は、事実の検証とはまるで関係なしにその時点の覇者に都合の
良いシナリオが正史として語り継がれてゆくことになるであろう。

古来イデオロギーや社会体制は永続した例はなく変転するのが常である。恣意的な政治的な解釈などは
時の流れで覇権者が変われば、やがて下放されて再学習の秋が来るかもしれないが・・・・。


現在の中国は世界における経済的な影響力を着々と高めつつあり、発言力が日々に増しつつある。
従って、事実の有無には目をつぶって、その主張に敢えて棹さす国はまずないかもしれない。

要は、発言力も国力に比例するという厳しい現実を容認せざるを得ないようにも見える。
また、大人は小人の異論などは些事として取り合わず、無視するだけで十二分にその目的を果たすことに
なるという知恵の発揚なのかもしれない。


只、国民性はDNAの産物である。古典を紐解くまでもなく、昔どこかに「白髪三千丈」を是とする国が
あったようで気がかりではあるが・・・・・・・。

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