丑寅エイト No.86 定例報告

開催日  2008年4月24日(木)
講師   寺西順一郎 (8組)
題名   認知症はなぜ見過ごされるのか、 −医療体制を問うー 
総員   約20名


寺西君は奥様の母上(御年96歳)の介護経験から、我々が今身近に対面、あるいは将来自らも通るかも
知れない認知症に関する諸問題点を語ってくれました。

    

前半は2007年11月5日に放映されたNHKスペシャル「認知症はなぜ見過ごされるのか、医療体制を問う」の
VTRを観賞し、認知症に悩む当人の家族と支える福祉側、医療側、政治と四者の問題点を再認識し、
後半は下記の資料により認知症に関し勉強しました。

資料1 認知症の基礎知識
資料2 認知症の予防   
 
資料はかなりの枚数のため、そのタイトルだけを抜粋し、詳細を知りたい場合は講師又は当日の講義の
出席者にお尋ね下さい。

資料1 認知症の基礎知識
  1. 認知症とはどんなことでしょう。
  2. 認知症の原因はなんでしょうか。
  3. 認知症にはどんな症状がありますか。
  4. 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R) (改訂)

資料2 
  1. 今日から出来る認知症予防。
  2. 日本で使用可能なアルツハイマー病治療薬。
  3. アルツハイマー型認知症を発症を抑制する生活習慣。
  4. 認知症予防活動を長く続ける(習慣化する)コツ。
      @ 楽しいこと、興味あること、役に立つことで鍛える。
      A 仲間と一緒にする。

さらに資料として<認知症テスト項目>があり皆様の場合は?。
この範例は高崎市での取り組みのもので、該当項目が3以上の場合は認定の対象となっています。        
 
  1. 最近家族から物忘れがあると言われた。
  2. 物や人の名前が思い出せないことがよくある。
  3. 毎日1回以上しまい忘れがあり、捜すことが多い。
  4. 今日が何月何日かわからない時がある。
  5. 朝食の内容が思い出せないことがある。
  6. 計算の間違いが多い、または勘定を間違える。
  7. 元気がない、又は仕事をやる気がない。
  8. 夜眠れないことが多い。
  9. 野菜の名前が10個以上言えない。
 10. 現在の総理大臣の名前が言えない。   

 
その他、講師の話の中で私が脳裏に刻まれた事項を加えます。
  1. NHKのVTRの中より
      1. 認知症を見過ごされた人の経験から、約1/3が初診で見過ごされている。
         認定まで6〜8年も要する場合もあり、それまでの苦しみは並大抵ではない。
      2. 検査には@問診 A認知機能テスト B画像診断 の3項目がある。
         認定が不完全な要因は
         イ.検査時点、患者が正常を偽り異常を示さない。  
          ロ.3項目の検査の実施が不十分である。
          ハ.専門医及びサポート医の絶対数や経験不足で判定上の問題も大きい。
  
  2. 2.ハの専門医の不足の問題も大きく取り上げられている。
      1. 現在、認知症の専門医は国内で約800名で絶対数が不足している。
      2. 認知症専門医を希望し認定検査を受検する医師はこの2年、年間35名程度に過ぎない。
         その理由は認知症は医療的に魅力に欠け、かつ診療報酬が少ないためである。
      3. 一方サポート医は僅か2日間の講習のみで認定、治療技術とも問題が多い。

以上、大変参考になりました。

     

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