丑寅エイト 第81回の報告

日時  2007年11月22日(木) 14:00−16:00
講師  村田 弘顕 (8組)
題名  ホームステー・ピアレントの経験から
総員  約20名

村田君の前2回は本業の整形外科医としての話をしてくれましたが、今回は視野を海外に広げ、
ご夫妻が1984年から現在までの23年間にわたり、ボランテアとして海外からの留学生のホームシテー・
ピアレントしての世話を続けており、その間の様々な経験について、ご夫妻共々話してくれました。


  
 

   

先ずは留学生をお世話する切っ掛けは23年前、「我が家で留学生をお世話してみませんか」
とのパンフレットにご夫妻が共感、そしてこれまでに預かった留学生の顔ぶれは以下の
通りで、多くは1週間から10日間、最も長い場合は10ヶ月にわたり、計120名の留学生を
お世話しているそうです。

1. 受入れの人選
   留学生の誰でも受け入れるというわけではありません。
   やはり預かるからにはお互いの相性も重要で、ホームステー・ピアレントの主役は何と言っても主婦、
   そのためか対象は女性の割合が圧倒的に多くなってしまうのは、主婦と娘とは家族の一員として
   馴染み易いし、それに主人だって女性好みという面も当然ありますので。

2. 村田家に到着、先ずは日本の習慣や村田家のマナーを教えます。
   彼等が生まれ育った母国のカルチャーは、昨今はかなり欧米化している日本とは言え、思わぬ点で
   違いもあり、双方共様々なことを教えたり教えられたりの経験の中からお話したいと思います。

   2.1 食べ物の話
      1. 彼等は一緒盛りの食習慣で日本流の一人づつお皿に分けるのはダメ。
      2. 日本食ばかりはダメ、中華食系がお好みで、食物の種類は少なく概して質素である。
      3. 肉類は霜降の高級肉よりも赤みを好み、神戸牛崇拝なんて日本人よがりのようですね。
      4. 食事の時のズルズルやゲップ、音立ては禁物、そのくせ彼等は「オナラ」はそんなに気にしない
        ようです。
      5. 味噌汁をお椀から啜るように、スープをお皿から直接啜るのはお恥ずかしいマナーです。
  
   2.2 お風呂
      1.日本流の熱い湯は苦手。
      2.日本の家庭の風呂ならどこにでも風呂椅子、桶、湯掻き回しが不思議なようです。
      3.彼等は湯船の中で石鹸をつけて洗う習慣なので、日本流を事前に説明すること。
      4.日本流の手ぬぐいの使い方は日本の良さ、教える価値は十分あります。
      5.銭湯の混浴や同性どうしでも人前で裸を曝す習慣には慣れていません。

   2.3 洗濯
      1.国から持参して来た下着を洗濯すると色落ちがひどく、一緒に洗うとたちまち染まって
        しまい日本の染色技術の素晴らしさを感じました。
      2.彼等の下着は非常にカラフルの反面、汚れていてもそれほど気にならないようだし日本人の
        ようにこまめに洗濯をする習慣はないようです。
        またほころびなどがあってもそれほど気にしません。
  
   2.4 言葉
      1.留学生を受け入れるにはやはり最低限の英語は必要です。
        フアミリー側が日本語オンリーの場合、留学生の方がノイローゼーになってしまうこともあるようです。
      2.うっかり英語の注意
        フアミリーが「さあ、今から外へ出掛けよう」とのことで「Go Out」と言ったところが、
        Go Outは「出てゆけ」の意味。相手は仰天してひと騒動。
      3. 彼等が最初に覚えた日本語は「新発売!」。
        テレビの影響は凄いものです。
   
    2.5 ドアーの開閉はノックが必要
      日本ではトイレや風呂場のドアーは使用の有無に関係なく閉めておくものですが、欧米では
      使う時だけ閉めるのが普通のようです。
      そのため、中にいないと思って黙ってドアーを開けるとキャー。
      ドアーが閉まっていたらノックをして確認しないと一騒ぎです。
       
   2.6 遠出:長途の歩きはどうも苦手のようで、歩きに意外と疲れやすい。      
   2.7 買物:大のお気に入りは100円ショップ。
   2.8 お土産
      留学生の方からのプレゼント
          本が多い。私の好みを調べゴルフのパターもありました。
          傑作は赤味の牛肉7Kgのお土産でした。
      フアミリーから留学生へのプレゼント
          箸、扇子、半纏、手拭の類が多いが、留学生が持ち帰った傑作はペタンシップ。
   2.9 その他
      彼等はお金には意外にしっかりと躾けられている。
      銀行が休みのためMoney Exchangeをしてやろうと言ったところが意外に細かい。
      大きなトラブルはこれまでに経験していません。

3.結論
   留学生を受け入れるフアミリーとして夫妻のこれまでの経験から要点を挙げると
    1. 主役は女房である。
    2. 若い女性が一番楽しい。
    3. 何と言っても、心と心の通いが第一である。

その他、色々と話してくれましたがこの辺で。

横八Hpのトップへ戻る
丑寅エイトの一覧へ戻る


今回配布された参考資料は以下の通りです。
   

   

   

横八Hpのトップへ戻る
丑寅エイトの一覧へ戻る