2007年横八会・レク第3回、尾瀬トレッキングの報告
                                        
                                           レク委員  近藤礼三

日程  :出発は2007年6月12日(火)帰着14日(木)、バスは往路夜行で、尾瀬ヶ原の小屋一泊の2泊3日
参加者 :男性10名、女性2名 計12名の下記の顔ぶれです。
        男性:近藤、足立、三浦、吉田、花田、早川、倉田、八木、千葉、松生
        女性:神澤、八木夫人

尾瀬と言えば、水芭蕉。
そこで横八会員の熱いご要望に答え、今回は待望の水芭蕉を見られるシーズンに尾瀬トレッキングを実現、
以下その状況を報告します。

近年尾瀬ブームは多少陰りが見えたとはいえ、水芭蕉の時期の休日の尾瀬は相変わらずの混雑のようです。
そこは我らシルバー世代の特権でウイークデーを選び、結果的に山小屋もトレッキングの道中も比較的ゆったりと余裕が
あったことは何よりでした。
それからお天気、梅雨時のこの頃は例年なら雨は避けられないため、参加者の皆様には、十分過ぎるほどの
雨対策をお願いしましたが、行動中は雨の心配ゼロの晴天、将に天の恵みでした。

今回アクセスと宿は、旅行社の尾瀬パック(往路バス料金、山小屋一泊、まいたけ弁当付¥17,300)を利用しました。
そして我等の年齢を考慮の結果、歩き始めは群馬県側の御池を経由する沼山峠バス休憩所(海抜1700m)。
休憩所を出発、沼山峠(海抜1784m)の最高点までの上りで体をほぐし、後は尾瀬沼(海抜1665m)を経由し
尾瀬ヶ原(1403m)への下りのコース。
そして有志は三条の滝まで足を延ばし、その日は尾瀬ヶ原の山小屋「尾瀬小屋」に宿泊。
翌日尾瀬ヶ原を散策し、鳩待峠(1591m)への上りを踏ん張り、鳩待峠からはバスで尾瀬戸倉経由、午後8時頃に
横浜着という構成です。

     

以下日を追って我等の行動を報告します。

6月12日(火)
新宿乗車の八木夫妻を除き、我ら10名は午後8時YCATに集合、旅行パックのシアトルバスで新宿最終乗場へ。
ここで八木夫妻も合流し、本バスは当所を午後10時30分に出発。

6月13日(水)
バスは東北自動車道の西那須塩原ICから国道400、352号を通り桧枝岐温泉を経て午前5時前に御池に到着、
ここより専用バスに乗り換え、トレッキングのスタート地点である沼山峠バス休憩所(海抜1700m)に到着5時30分。

天気は予報通りの快晴、さあ、歩き方の始まりです。
最初の20分は沼山峠(1784m)までの軽い登り、ピークを過ぎて程なく水芭蕉の咲く美しい平原に差し掛かり一同
大感激。そして緩い下りを早朝の尾瀬の大気を味わい風景を堪能しつつ6時半頃に尾瀬沼に到着(1665m)。
     

ここで小休止、朝食のまいたけ弁当を食べ、尾瀬ビジッターセンターを見学し、トイレを済ませました。
(トイレは水洗で一回200円です)。
眼前に燧岳(2346m)が見渡せます。
                
尾瀬ヶ原へ向かう沼尻までのコースで、尾瀬沼の北岸を西岸のどちらを選ぶかをビジッターセンター案内で尋ねた
結果、西岸は所々にぬかるみがあるそうで北岸ルートを推薦され、約4K、1時間を歩き沼尻着は9時半到着。
ここで小休止。
                

10時、沼尻(1665m)を出発、尾瀬ヶ原林道5K、約2時間の道程を尾瀬ヶ原(1403m)へと下ります。
コースの大半は木道に整備されていますが、所々に地肌も残る山道の部分もあり、我らのご一行は結構
頑張っていました。
12時、尾瀬ヶ原の入口、見晴十字路にある今晩の宿「尾瀬小屋」に着きました。
そこで昼食、それだけで収まるはずはありません。中にはじっくりと腰を下ろしビールを傾ける者も現れました。

休憩が済んだら次は三条の滝へ足を延ばすスケジュールも組んでいます。
三条の滝は尾瀬の花、落差は約120m、尾瀬の豊富な水量で実に見事な滝で只見川の源流でもあります。
これを見ずして尾瀬を語る無かれと言われるほどの見事な滝です。

三条の滝へコースは、先ず木道を温泉小屋へと向かいます。
そして間もなくこれまでの木道から山道に変わり以降、高低差約150m、途中数箇所に安全のため鎖付きの
岩道もある往路1時間、滝の見物30分、帰路は登りで約1時間半、計3時間の山岳コースです。
そこで、さあ、行くぞ!と希望者を募ったところ、手を挙げた勇士は、近藤、足立、八木夫妻、早川、倉田の6名で、
残りの6名はギブアップ。
      
勇士6名は残留組に見送られて出発、道程はそれなりに楽ではありません。
途中の平滑の滝を過ぎ、三条の滝への道程も残りも僅かという地点で倉田君が列にいないのに気付きました。
コースは一本道、道を間違える程の複雑さもないルートです。
我々は彼が途中でギブアップし引返したのではと思いつつ先へ進みました。

下り1時間にて遂に三条の滝へ到着、見晴台から眺める瀑布は実に見事で難路の甲斐が報われた気持ちでした。

       
 
   三条の滝の説明をホームページから抜粋しましょう。
   三条ノ滝は、只見川本流にかかる壮大なわりには、優美な印象を与える平滑ノ滝の下流にあります。
   三条ノ滝の名前の由来は、高さにして約120mあることから、もともとは30丈の滝からきたそうで、
   水の帯が3条に別れているから3条の滝と呼ばれるそうです。
   只見川の水が一気に約120mの落差を落下するその大瀑布はまさに日本一といえます。
   三条ノ滝は尾瀬ケ原の東北端にあって尾瀬の水を集めた120mにも及ぶ爆布でその規模においては
   日光華厳の滝をしのぐ豪快さをもっています。三条ノ滝展望台からは水量豊かにダイナミックに流れ落ちる
   様子が目の前に展開されて迫力満点で圧倒されます。


   
そして三条ノ滝の凄い所は、尾瀬全体の水が集結して流れ落ちているということです。
   尾瀬ヶ原だけでなく尾瀬沼の水も最終的には三条ノ滝を流れていくため、決して涸れることはないそうです。

名瀑をじっくりと堪能した後の復路は上りの山道、倉田君を除く5人はフアイト十分に挑戦、そして温泉小屋の手前で
倉田君とぱったり。彼は途中道を間違え、一旦引返し暫く休憩所で休み、再び滝方向へと向い我ら一行の到着を
待っていたところでした。でも何事も無く良かった。3時半宿着。

4時、宿のチェックイン。
山小屋はこの数年すっかりとイメージアップ、かっての雑魚寝のタコ部屋は安民宿のレベルまでグレードアップしトイレが
ウオシュレットなったのは大感激でした。
部屋は4部屋確保で男性9名は8畳2部屋、八木夫妻を5畳へ、神澤さんを3畳へと振り分けました。
風呂は小振りの浴槽、大勢がドブンと浸かるわけにはゆかず、掛け湯のスタイルです。
でもウオシュレットに掛け湯、これだけでも昔とは大違いです。

夕食までの一時、残雪が残る夕暮れの至仏山(2228m)を眺めながらビールで心行くまでの歓談は楽しいものでした。
       

       

そして6時に夕食、オカズはハンバーグの類でした。

7時半、持参した赤白ワインを味わいつまみをかじりながらの懇親、それも8時半頃に終えて、各部屋に別れ
就眠に入りました。

6月14日(木)
皆さん、朝が早いようです。
天候は昨日迄の快晴ではありませんが、薄日も出ており午前中は雨の心配無さそうです。
6時朝食、山小屋の朝食にしては内容もまあまあでしょう。

至仏山を背に、また尾瀬小屋を前に全員で記念写真を撮り、7時小屋を出発しました。
      

そして尾瀬ヶ原をゆくっりと散策。
      

今の季節、尾瀬の花上位4種類の私の感想は次の通りです。

水芭蕉 盛りは過ぎ、ピーク時の6割というところでした。
リュウキンカ 王座を水芭蕉に譲りながらも各所に見かけました。
ショウジョウバカマ ところところに見かけました。
ザゼンソウ 今回、私はとうとう見かけませんでした。
5 カキツバタ 下の写真です。

       

人により印象が異なるため、参加した方に会った時にでもお尋ね下さい。

尾瀬ヶ原の木道は右側通行、散策の道では様々な人に対面します。
  先ずはボッカ:
    ボッカの本場、立山や日本アルプスでは近年、輸送の近代化によりボッカは姿を消したよう
    ですが、尾瀬では健在でした。多分80kgは背負っているかと思います。
    山の様な荷を背負い黙々と歩む修行僧のようなボッカを、人々は尊敬の眼で見ます。
    しかし立山やアルプスのボッカは急峻な登山路の登り、途中の休息は杖を荷にあてがい
    立ったまま、それは大学の山岳部の学生さえもが敬う人間の能力を超えた姿でした。
    一方、尾瀬の場合は下りと平地、ケチを付けるわけではありませんが、一世代前のボッカを
    知る私としては、時代の流れを感じました。

   「ボッカ」に関し、ご存知無い方もおられると思いますのでパソコンにて検索の結果を下記に加えます。
    歩荷

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

    歩荷(ぼっか、ボッカとも)は、運送形態の1種で、背中に荷物を背負って人間が目的地まで
     直接徒歩で運搬すること、また、運搬者そのものを指す。

    背中に梯子のような形をした荷台(背負子)をつけ、それに箱詰めした荷物を何段にも重ねて乗せて運搬する。
    1回の運搬量は数十キログラムになることもしばしばである。現在ではほとんどの歩荷は男だが、かつては
    女の歩荷も特に珍しくはなかった。

    運送の形態としては原始的で、かつては日本ではどの地方でも見られたが、道路鉄道などの発達や
    人件費の高騰などから徐々に減少した。
    20世紀後半には山小屋など、直接自動車道路がない場所に物資を運搬するときのみに使用されている。
     しかし、山小屋でもヘリコプターによる輸送が可能になり、現在、恒常的に歩荷を見ることができるのは、
    尾瀬の尾瀬ヶ原地区と白馬岳の最盛期のみとされている

          
 下は4歳の幼児から:
     多分、町内会の団体でしょうか、一番幼い子に4歳だそうで、帰りはバテても決してオンブは
     しないことを申し合わせているとのことでした。
     しかし、日帰りとかで午後からの雨の中、鳩待峠への帰路の登りはどうしたかは、我ら一行の誰もが気になりました。
   
 中高年がいっぱい、若い世代が少ないです:
     ウイークデーのためでしょうか、ハイカーの8割は60歳以上で女性7、男性3の割合のようです。
     休日の場合は若い世代に入れ替わるのでしょうか。
     近年の若者のハードなものを毛嫌いする傾向からちょっと心配。
     おかげで自然を汚すハイカーを見掛けなかったのが救いでした。


10時、尾瀬の終端、山の鼻に到着、目の前に至仏山(海抜2228m)を展望し休憩。
               

山の鼻の至仏山登山ルートの入口近くに、尾瀬の自然の研究用のミニ尾瀬ヶ原といわれる一周400m
20分程度の周遊コースがあり、観光バスの尾瀬半日パックの人が尾瀬ヶ原全体を回らずに尾瀬ヶ原を知る
ダイジェストコースですが、寄らずに素通りする手はありません。
しかし、皆様大分お疲れのようで一緒に回ったのは元気印の6名で、残りの人はベンチで休憩でした。

さあ、ここから鳩待峠までは、尾瀬銀座と言われる3.3k、高低差170mの登り、約1時間半の区間です。
今回のトレッキングの最後の難所で、ご一行には疲労が出ているようです。
               
残り何メートルで終点だ、と期待を掛け参加者全員は頑張り、トレッキングの終点鳩町峠に12時半頃に到着。
幸運なことにこの頃より雨が降り出しました。

帰路のバスは鳩待峠から戸倉まで指定のシアトルバス、戸倉から指定の本バスに乗換え東京へ向かいます。
両バスの発時刻までかなりの余裕にあり折角のチャンスだから戸倉温泉で一風呂浴びたいという10名は
先にタクシーにて下山し温泉につかり疲れを癒し、その後戸倉バス乗場にて全員が合流し、戸倉発14時25分
のバスで帰路に着きました。
途中自宅が川越の八木夫妻は高坂SAにて下車、終着横浜には午後9時頃に到着し参加者一同散会。
以上で今回の尾瀬トレッキングの報告を終わります。

さて、次は本命の「富士登山」が待ち構えています。
「富士登山」に挑戦する方はこれからの一ヶ月、体を鍛えようではありませんか。

付:
今回のトレッキングの途中のところどころでデジカメ動画を撮影、帰宅後DVDを作成し参加者全員に配布
したので、ご興味のある方は何かの機会にご観賞下さい。時間は約9分程度です。

トップへ戻る
レクの頁へ