<スピードネットでした。
   皆様はこのプロバイダーはご存知の無い方も多いと思いますが、私は3年余使用し、
   それなりに満足してところ、3月の始めに下記の主旨のメールが配信されました。
     
     これ以上の顧客の増加が望めず、現利用者数では経営が困難です。
     3月末日をもって新加入の募集を打ち切ります。
     現加入者の方々に対しましては、同系列のTEPCOひかりへの乗換を紹介します。

   いわば勝手な倒産宣言です。
   2002年に東京電力が鳴り物入りで設立、その後子会社化したプロバイダーですが、
   経営不振と親会社東電の「ひかりに一本に絞る」という意向で、僅か3年で
   店仕舞を決めさせられたようです。

   そもそも当システムは、他のプロバイダーが電話線を使用する送受信方式とは異なり、
   市街地の電柱の所々に棒状のアンテナを取り付け、そこから電波を飛ばし、利用者は
   屋根上やベランダに据えた10cm角の特設アンテナで捉える方式です。
   
   電話線と無関係のため、電話がおかしいのはインターネットのせいという家族とのトラブルもなく
   受送信速度はADSLと同等かそれ以上で使用上は全く問題ありませんでした。
   しかし、この特徴の難点はパソコンの持出しが出来ず、モバイルを求める若者にソッポを向かれ、
   また親方東電の名の下にPRも地味で需要者が伸びず、僅か3年の命でこの世界から
   消え去ろうとしています。
   
   またもうひとつ。この数ヶ月ピンクメールが日に5通以上もあり、近々メールアドレスを変えようか
   と考えていた時期でもあり、換えるならいっそのことひかりへの乗換と、走りました。


2. どこのプロバイダーを選ぼうか。
   
   始めに書いたようにひかりへの乗換の勧誘はNTT、TEPCO、そして各々が手を組んだ
   プロバイダーも参加し、猛烈な宣伝合戦を繰り返しています。
   その理由は、ひかり通信の場合はケーブル工事が伴い一度決めるとASDLの場合と異なり、
   他のプロバイダーへ乗換る場合はケーブルの張替からのやり直し。
   当然相応な費用が掛かるので一度決めたら長続き、そこで先手必勝だそうです。

      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
   ここで一言
   ただでさえ、街中の電線にTEPCO、NTT、ケーブルテレビと別個に光ケーブルを張り巡らせ、
   各々の工事で車は渋滞、頭上の空間は狭く小汚くなりました。
   容量的には1本あれば十分と思うのに3本を並べるなんて、費用の浪費、景観汚染
   もいい加減にしろと言いたい。
   それから倉田健司君(7組)の話では、光ケーブルの発想は元東北大学の先生が
   原点であるのに、日本の大学の封建制が障害となり、特許取得がもたついている間に
   アメリカ人に先を越され、光ケーブルの敷設や使用で膨大な特許料が刻々とアメリカに
   流れているそうです。
   
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   本題に戻りプロバイダーを選びから。
   機能的には大同小異やはり料金の差が第一です。
   各社の条件は売出期間中に契約すれば、回線工事費等の費用は無料というのは
   皆同じですが、契約後何ヶ月の料金はうんうんという条件は各社工夫を凝らし
   アッピールをしています。
   そこで、契約後2年間で基本料金の支払額の合計の差の比較を下表にまとめてみました。

1年目支払 2年目支払 2年間の合計 順位
Nifty \4,900@12=\52,800 \6,400@12=\76,800 \129,600 5
Biglobe \6,400@7=\44,800 \6,400@12=\76,800 \121,600 3
OCN \1,200@6=\7,200
\3,200@6=\19,200
\6,400@12=\76,800 \103,200 1
Plala \6,200@10=\62,000 \6,200@12=\74,400 \136,400 6
Sonet \6,400@7=\44,800 \6,400@12=\76,800 \121,600 3
TEPCO ひかり \5,775@8=\46,200 \5,775@12=\69,300 \115,500 2


   かなりの差があるでしょう。
   プロバイダー選びのひとつの目安になると思います。


3. 次はひかり通信に切り替える前と後では月額差はどの程度かを比較しました。

   現在のSpeednetの場合の月々の支払いは諸々の費用を加算し\4,300程度です。
   一方、今回選定したTEPCOひかりの月額は下記の通りです。
            

基本料金 \5,775
メデアコンバーター・レンタル料  \945
Point ひかり電話料  \525
合計 \7,245

   月額約¥3,000のアップとかなりきついですが、IP電話への切換でNTTの電話料の月額が
   ¥1,000程度は減少するという宣伝を信じて、差費引き月額¥2,000程度の支払増
   ではないか。この程度なら眼をつぶれと、ひかりへ乗換に進みました。

4. プロバイダーの選定

   
   いずこも似たようなもの、下記の理由だけでTEPCOひかりを選びました。
    
      1.2項の比較で2年目以降の基本料金の月額が一番安いこと。
      2.東電系のSpeednetの推薦ならTEPCOひかりで問題ないだろう。
        (OCNが無難で評判が良いようですが、勧誘がしつっこいのが気に食わなかった。)
      
   附:
      1.27日の朝日新聞朝刊の記事「NTTとTEPCO通信事業で激突」の記事によると、
        現段階ではNTTがはるかに優位なようですね。
      
      2.次項の設定にて、不明箇所をTEPCOのサポートに電話をし、即通じたのは一度だけ。
        殆どが「後でお掛け直して下さい。」との答で少々頭に来ました。
        NTTの場合(こちらも電話はなかなか通じませんが)もう少しましか、最悪横浜駅西口
        のNTTへ直接出向き相談することも出来るかもしれません。

   でも後の祭りです。


5. さて、TEPCOに申込み、そして設定。
   
   使えるまで、これがいつも問題です。
   3年前OCNからSpeednetに切り替えた際、OCNで使っていた無線式ブロードバンド・ルーター
   (当時は3万円以上もしました)が一晩寝ると狂ってしまうという経験をしたことがあります。
   プロバイダー、メーカーのBuffalo と共々に当った結果、この無線式のルーターはSpeednetに適合
   しないと判明、Buffaloは2年以上した機械を引取り全額を返済したのはさすがでした。
   しかしこの間の約10日間の苦闘でした。

   そして値段の遥かに安い有線ルーター(下記の*1)にしたら即解決といった経験があります。
   というわけで設定が一発で成功することは先ず無い、というのが私の痛い経験です。
   
   さて、6月に申込み、7月上旬設定に必要なインターネット設定情報が送られてきました。
   7月14日、ひかりケーブルの取り付け工事。
   我家の前の道路向かいの電柱からから約10mを引き、我が室の既設エアコンの排出穴を通す
   ので工事はいとも簡単、1時間で終了です。
   余分なのは既設エアコンのダクトが取付後10年以上経過しぼろぼろに老朽しており翌日自分で
   手直し、照り返しの炎天下の屋根で半日の奮闘でした。(材料費約\2,000)


   早速、パソコンの有線ルーターの接続をひかり通信アダプターに切替え、インタ-ネット設定情報を見ながら
   設定を終えパソコンを立上げたところ、インターネットは無反応。
   ところがルーターを抜きに繋げば問題なし。
   なぜこれまで使っていたルーターに問題があるのだろう?
      
   挑戦その1:インターネット接続
      
      1.手持ちのルーターのひかりへの対応につき、TEPCOひかりのサポートに問合せの
        結果はそんなはずはないでしょうという返事。
      2.有線ルーターのメーカー「Buffalo」への問合せは電話は通じず、メールの返事は無し。
          
          注 ルーターとは分配器のこと。
             インターネットを家の中で複数パソコンで使う時に必要です。
             無線式、有線式があり最近では前者が1万5〜6千円、
             後者は6千以下で値段は3年前の半分です。
             
  
   そこで我がひらめきは既設の有線ルター(*1)はひかり不適合と決断。
      (*1)  Buffalo 有線ブロードバンドルーター BLR2-TX4L \8,190
           購入 2002/09/17
    急遽TEPCO適応のマークを見て代替品を買いました(*2)
      (*2) Buffalo 高速有線ブロードバンド有線ルーター BBR-4HG \5,670
           購入2005/07/17
   
   その結果、見事ひかり通信に対面することが出来ました。 
   
   3年間で適応不能になるとは恐ろしい世の中です。挑戦時間 約2日間
  
   挑戦その2:IP電話
   
   インターネットのひかり通信にしたからと言って電話もIP電話に切り替える必要は特に
   ありません。IP電話にすると電話料金の月額が少なくなると宣伝されていますが、
   双方がIP電話、国際電話の場合はそれなりのメリットがあるようですが、一般家庭の
   場合、NTTとIP電話取扱業者の両者の月額の合計は特に差はないと思います。

   しかし、これまたトライ。
   申込書のIP電話への切換の項にもチェックを入れました。
   インターネットのひかりへの切換が一段落して1週間後にIP電話設定のためIP設定情報、
   その3日後にIP電話のアダプター(*3)が送られて来ました。    
   そして早速設定、自宅の固定電話からケイタイへ掛けると無事つながりOK。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
        ここでまた一言     

        (*3)このアダプターはルター機能が付いており、先に購入に新規購入の
        ルーター(*2)は僅か数日の運命で無駄な出費となりました。
        プロバイダーはIP電話に使用するレンタルのアダプターがルーター機能付きであることをなぜ
        強調してくれないのか、と憤慨したがあとの祭りでした。
           
        TEPCOひかりは東電配下のPoweredCom Groupの複数社で構成されているようで
        相互の連携が不十分なようです。 
         
        さて、皆様でこの有線ルター(:*2)を希望の方がありましたら、私まで問い合わせ下さい。
        無料で差し上げます。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
   ところがその日は外から電話が全くなく、久々に静かな気分を味合っているうちに、
   どうも不安になり、近くの公衆電話から確認の電話をしたところ反応がありません。。   

   IP電話とは何と不思議な現象です。
     1.我が宅からNTT番号を使い、外へ掛けると通じます。
     2.一方外から我が宅へNTT番号を使いかけると反応なし。
   
   IP電話には固有のIP電話番号が記されており、この番号を使うと両方向とも通じますが、
   35年以上も親しんだ我が宅の電話番号はご破算になります。
   それならばIP電話なるものを取り消そうかとの気持ちも浮かび、テクニカル・サポートに
   相談の結果、そんなはずはありません、という返事で早速原因の追究に掛かりました。
    
   電話で話すこと30分を超え双方ケイタイを使って配線の入換等を行った結果、原因は
   我家の電話機(*4)にありました。
  
     (*4) NEC スピークス SPEAX22CL  \82,000(カタログ値段)
         購入1995.10
   
   10年前購入のFax付の当時でこそ最新鋭でしたが、10年後の今日ではIP電話に非反応
   という事実が判りました。
   やむを得ず、極く一般的なFax機能付き電話機(*5)を購入取付の結果、見事に解決。
          (*5) NEC スピークス SPX-S32W  \24.800
    
   IP電話の解決まで2日間を要し、これで全ての技術的な問題をクリアーしました。


6.結び

  1週間の奮闘後、どうやらひかり通信への切換が一段落しました。
  
  さてその具合は
  メールの場合は添付写真の送信、インターネットの場合は検索やホームページ作成の際の写真や
  音楽曲添付の頁の送信などはスムースで気持ちが良く、さすがはひかりと感じ、その時だけ
  は投資の甲斐を感じます。
  しかし、期待したNHKのホームペーシのニュースのTV画像などギクシャクした感じは残り、
  文章だけのメールの送受信は変化なし、との感想です。
  
  新しいものへの挑戦、私の場合は¥32,500の出費と1週間の挑戦,そして差し引き
  今後毎月約2千円
の出費増、という授業料で我家のひかり通信がスタートします。

  
  以上長過ぎたので、これからひかりに切替の意思がある方の参考にと要点を以下にまとめました。
  
   A. インターネットだけをひかり通信に乗換の場合
     1. プロバイダーの選定
        現段階ではNTT系が一歩先んじているようです。(朝日7月27日記事参照)
     2. 設定
         2.1 既にブロードバンドルーターを使用している場合は、手持ちの品のIP通信へ
            の適合性を確認すること。
         2.2 非適合の場合、
           当面はパソコンをひかりケーブル端末アダプターへ直結し使用すれば問題ない。          
           また電話もIP電話に切り替える場合は、遅れてIP電話会社からルーター
           機能のアダプターが届くので急いで買わないこと。
  
  B. IP電話に切り替える場合、手持ち電話機の適応を確認すること。
     1. その電話機のカタログやメーカーに問合せにより電話機のIP電話への適応性を
        確認することが必要です。 
        一昔前、電話機が高価だった頃の品は我等と同じく引退かも知れません。
        最近は電話機も安くなっており、買い替えも止む得ないでしょう。
  
  C. ひかり受信のルーターとIP電話アダプターの2つの機械の役目を果たすには、本来は
     常時スイッチを入れっ放しのものですが、夜間もランプが点灯しており、電力の無駄が
     気になります。
     表示をみると前者は6W、後者は10W、合計16Wです。
     今後ひかりの普及と共に日本全国では膨大な量の電力が無駄に使われることになり
     恐ろしい限りです。
     我家では早速就眠中は両電源を切るようにしました。
     電源Offの時は勿論インターネットの接続は不可能ですが、なんと電話は通じます。
     どうのうな仕組みか判りませんが、インターネットを使わない時は電源Offを心掛ければ
     家計及び国家的な節約になります。     

    以上で皆様の参考になれば幸いです。

                                                  

  今回教えられたのは電話機は別として、手持ちの周辺機械が僅か3年で使えなくなるという
  恐ろしい速度で変って行くこの世界の流れです。
  先日の地震の時、東京都の地震通報コンピューターが演算に30分を要し、使い物にならなかった
  という時代です。

                                                 以上

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