横八会員投稿 No.632

題名:碓井峠、めがね橋に関する話題、続編
投稿:近礼三 (6組)
掲載:2015年9月26日

少々専門的になって恐縮ですが、投稿No.631のなかで、碓井峠の信越線アブト式のレンガ造りの
見事なアーチ、果たしてこの建造物の材料が全てレンガで造られているのであろうか、という疑問を、
私は長いこと抱いていました。

たまたま今回友人の写真展の機会にその話題が登場、友人達が調べてくれた結果、下記の2つの
レポートをくれましたが皆さんはどちらだと思いますか。


レポート、その1、恐らく、全てレンガと造られたのではないか

眼鏡橋

   信越本線は、高崎~横川間が明治18年(1885)10月
軽井沢~直江津間が21年に開通しましたが、残りの横川~軽井沢間の碓氷線開通はそれから5年、明治26年4月まで待たなければなりませんでした。碓氷峠越えとなるこの区間11.2kmは、その内8kmが、66.7/1000という急勾配のため、ドイツの山岳鉄道で実用化されていたアプト式軌道が採用されました。これは、機関車に取り付けた歯車がラックレールとよばれる歯状軌道とかみ合うことで、急勾配を上り下りするものです。この碓氷線には、当時の土木技術の粋を集めて、26のトンネルと18の橋梁が造られました。橋梁はすべて煉瓦製のアーチ橋でした。中でも、「眼鏡橋」の名で親しまれた第3号橋梁は、2百万個のレンガで造られたアーチ橋で、長さ90m、高さは30mをこえ、国内でも最大のものでした。

  さて、200万個のレンガって何立米なりますか?

  JIS規格によるとレンガの1個のサイズは230mm×114mm×65mm 、
  200万個の体積は3,400m3。
  
大きさで表すと長さ90m×幅4m×高さは10mになります。
  レンガ橋もこの大きさに近いので、殆どがレンガで造られたいるのではないか
  と考えて良いのではないかと思います。
  少なくとも橋脚部は。

  皆さんどう思いますか。
              

レポート、その2、その道の達人に尋ねた結果の意見は、全てがレンガでは強度的に無理があります。

     明治20年代ごろのレンガは、強度:特に剪断力に弱い。したがってレンガだけでは、地震などに弱く、
剪断力が弱いということは、重力に対しても弱いことになる。

    レンガ積みにあたっての接着材料も良いものがなく、当時は漆喰を使っていたようだ。

     内部(アンコ)として、上記の欠点を補完するために、コンクリとを充填していると推定できる。
柱の太さからも推定できるかもしれない。

    レンガの焼成技術や燃料の関係で、レンガは現在の規格よりはかなり小さかったようだ。

    アーチ部分も強度がレンガだけでは不足と思われるので、コンクリートや漆喰で補強しているのではないか。
アーチ部分が石材であれば持ったであろう。


我が単純な疑問、しかも身近にあるのこれまで本格的に研究されたいないのは意外でした。
そのうちにNHKでも、この疑問を取り上げれば絶好な番組ができるのになあ。 

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