<'font-family:"MS ゴシック"'>T先生

朝日新聞の近況についてのお尋ねにつきましては、業界が異なる上に浅学菲才の弊方は真相が掴めません。

感じたままに申し上げれば、朝日のこれまでの体質はイデオロギー臭の強い体制批判が売りで、
「朝日・岩波を読まずば人に在らず」と世のインテリ(実は自分自身の固有の価値観が欠乏した人たち)を
自認する人たちに、ある意図された世論のデジャブーを刷り込んで、その(仮想)存在感を誇示して来ました。
朝日こそが世の木鐸とのイメージを創りあげ、永田町や霞が関を肩で風を切って闊歩して来ました。

然し、真実を伝えるという基本姿勢が一たび破綻すると、信用の失墜は取り返しがつかず、
「炎上」の火種すら払底して、焼け跡に残るものは瓦礫ばかりとなります。

これまで朝日の盾となってきたOBや内部の第一線の現役記者の怒りと嘆きを見聞きするにつけても、
単なる体質改善でお茶を濁して蘇生できるほど根が浅い状況ではないようです。

マスメディアの多数のライバルは、この時とばか朝日を糾弾してあからさまに書き立てています。
今ならこれを書けば必ず売れるというビジネスチャンスを逃がさない逞しい商魂も見え隠れしていますので、
それらの論調をすべて鵜呑みにするのはいかがなものかと思われますが、記事の真偽は別としても、
一端定着した我が国の不名誉な国際世論を変えるのは容易ではなく、我が国の信用失墜の責任を不問にはできないとろでしょう。

新聞社にとっての致命傷は「不買運動の拡大」です。発行部数が減れば広告効果が減じますのでスポンサーが降り始めます。
新聞社は公共性をもつとはいえ株非公開の私企業に過ぎませんので、一定の広告収入を確保できなければ倒産も想定内に
入れた抜本対策を考える秋でしょう。(消息筋によると、この問題が明るみに出た以降、日々膨大な赤字が累積中との話を耳にしますが、
その真偽は定かではありません)

今回の事態の解決はTOP・CEOの重要な使命です。温室育ちの彼らが、果たして危急存亡の危機の任に堪え得る
素質があるか否かを世界中が見守っています。

今回だけは自ら撒いた種の尻拭いですから、口が裂けても想定外のことであったとは言えそうもない重い頸木を
背負っていると言えましょう。

                                       伊藤 寒山

                                  

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寒山句抄 

              御嶽山

    錦秋の祓いきれぬや 火山灰 

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  寒山句抄

          御嶽いまだ鎮まらず

      噴煙の流れる先の袖時雨

        降灰や 実りの秋の里無情

御嶽に影一つなく 果てる秋

         伊藤寒山